第22回 日本子ども健康科学会学術大会(2020年12月6日開催)はこちら
第21回 日本子ども健康科学会学術大会のご案内

【ご連絡】

2020年3月7日

この度の新型コロナウイルスの感染拡大の現状を踏まえ、第21回日本子ども健康科学会学術大会は聖心女子大学での開催は取り止め、「誌上開催」に替えることにいたしました。大会の現地開催の中止により,ご講演,ご発表,ご参加を予定されていた方々にはご迷惑,ご負担をおかけしますことをお詫び申し上げます。
感染拡大の収束と,皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

事前参加登録をしてくださった皆様へ

「誌上開催」に伴い,以下のようにさせていただきます。
1.事前参加登録および振込をしてくださった方には,2020年3月16日(月)までに,抄録集・参加証(領収書付き)を郵送いたします。
2.2020年3月末日までに,「発表・講演集(PDF)」をメールにて配信いたします。
※添付ファイルとは別に,メールにてパスワードをお送りします。
※但し,知的財産権保護法に則り,ダウンロードは不可とします。
3.発表者へのご質問やご感想を,受け付ける予定ですが,こちらに関しては詳細が決まり次第,ご連絡させていただきます。
※抄録集,領収書,参加証は,本学会の理事会で承認されているので,「誌上開催」参加として適用します。

第21回日本子ども健康科学会学術大会 事務局
大会長 柴田玲子
事務局長 神前裕子
jshsc21th@gmail.com

大会プログラムはこちらをご覧ください

 この度、第21回日本子ども健康科学会学術大会を2020年3月7日(土)8日(日)、聖心女子大学で開催させていただくことになりました。
メインテーマは 「子どもの 『いのちの輝き(QOL)』 をめざして!」 といたしました。これは、子どもを取り巻く環境が著しく変化するなか、総合的な視野を必要とする取り組み方が重要であろうと考えられ、本学会を設立された故飯倉洋治教授(昭和大学医学部)の熱き思いの原点に立ち戻りたいと思ったからです。そのために、家庭、学校、医療、地域社会などにおいて、子どもたちに関わる大人が、子どもたちの困難に気づき、子どもたちの 『いのちの輝き(QOL)』 のためにいかに適切に対応していけばよいのかを考える場、具体的に役立つ知識、情報、理論、技法を学べる機会となるようなプログラムにしたいと企画いたしました。
子どものQOL(Quality of Life)を 『いのちの輝き』 と意訳した先人たちの心意気に想いをはせ、初日は基調講演に細谷亮太先生(聖路加国際病院)に長年のご経験から得られた知見を基にお話しいただき、シンポジウム1では、「子どもと家族にやさしい医療」 について今の医療現場の実態を踏まえながら子どもたちとその家族のために、 何ができるかを討論していただきます。その後、5つのワークショップに分かれて、具体的な技法を学べる場といたしました。
2日目は、特別講演として長く発達障害に関わってこられた齊藤万比古先生(恩賜財団母子愛育会愛育研究所)に 「発達障害の心を育む治療」についてのお話、次いで、本学会の理事でもあります奥山眞紀子先生(子どもの虐待防止センター)に教育講演をお願いし、さらに次に繋いでいただき、シンポジウム2「子どもと家族を守る社会」で、 これからの社会の中でどのように子どもを守っていけばよいのかをお立場の違う先生方と討論していただきます。
それぞれの領域でご活躍の先生方にご協力いただき、今、大人の私たちができることを、講演者、シンポジスト、発表者、参加者の皆さまとともに考えていきたいと思います。
聖心女子大学は、旧独立行政法人国際協力機構(JICA)の跡地に4号館/聖心グローバルプラザがオープンし、2つの学寮も新しくなりました。また、通称パレス(旧久邇宮邸の御常御殿)が国の登録有形文化財に指定され、古きものを維持しながらも新しいことに挑戦しつつあります。都心にありながら緑も多く、決して大きくはありませんが坂を登れば静かな空間が拡がります。
「子どもファースト」の方々に、ぜひこの地にご参集いただき、それぞれの方が抱えている困難を分かち合い、先生方の知恵を結集して、真の学際的な協力対応策を考えていければと願っています。
運営委員一同、皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

第21回日本子ども健康科学会学術大会
大会長 柴田玲子

テーマ 「子どもの 『いのちの輝き(QOL)』 をめざして!」
大会長 柴田玲子(聖心女子大学 現代教養学部 心理学科准教授)
日時 2020年3月7日(土)~8日(日)
会場 聖心女子大学(案内図)
事務局 〒150-8938 東京都渋谷区広尾4-3-1
聖心女子大学 現代教養学部 心理学科 柴田研究室
E-mail confe@jshschild.jp
Fax 03-3407-6082
事務局長 神前 裕子(聖心女子大学 現代教養学部 心理学科)

参加費 会員 事前登録 4,000円(当日 5,000円)
非会員 事前登録 6,000円(当日 8,000円)
大学院生・大学生 1,000 円
(当日に学生証のご提示をお願いします)
情報交換会 3,000 円
※ご登録は、ご入金の確認をもって完了となります。
支払締切日を過ぎてもご入金がない場合は、事前参加登録は無効となります。
事前登録以外の方は、当日参加でご参加ください。
※ 医療保育学会会員の方は、関連学会として本会員価格でお申し込みできます。
お申し込みはこちら

受付締切 締め切りました。

第1日目 3月7日(土)

9:30~ 受付・クローク
10:30~11:00 大会長講演
「子どもの『いのちの輝き(QOL)』とは」柴田 玲子 (聖心女子大学)
11:00~12:00 基調講演
「子どもの「いのち」の輝き―小児科医として生きて―」細谷 亮太 (聖路加国際病院)
12:00~12:30 昼食・休憩
12:30~14:00 一般演題 (ポスター発表/口頭発表)
14:05~16:35 シンポジウム1「子どもと家族にとってやさしい医療」

指定討論者  細谷 亮太
座長 横田 雅史 (帝京平成大学)

シンポジスト
佐々木 祥子 (東京都看護協会)
田中 大介 (昭和大学病院)

田中 恭子 (国立成育医療研究センター)

松嵜 くみ子 (跡見学園女子大学)

小林 秀幸 (厚生労働省子ども家庭局母子保健課)

16:40~18:30

WS1【子どもの心身の健康に生かす臨床動作法】

鶴 光代 (東京福祉大学)

ある新しい動作をなすには、注意集中、動かし方の見通し、動きの適否の現実検討、からだ全体のバランスコントロール等、多面的なこころの活動が必要となります。この動作活動によるこころとからだの成長援助の技法を実践的に研修します。

WS2【JASPER:発達障害児との遊びを通したコミュニケーション】

黒田 美保 (名古屋学芸大学)

JASPERは、共同注意や要求行動に注目しながら、遊びを通して、自閉スペクトラム症幼児にアプローチする方法です。中核症状である対人コミュニケーションの障害の改善が報告されていますが、これについて実践を通して紹介します。

WS3【CARE:行動療法を基にした子どもとの温かな関係を築くコミュニケーション方法】

定員に達しましたので申込み受付終了いたします

細金 奈奈 (愛育クリニック)

CARE™は子どもとよりよい関係を築くときに大切なスキルを体験的に学ぶことができるプログラムです。子どもと関わるあらゆる職種の方にも応用可能なスキルの講義とデモンストレーションを実施します。

WS4【読みのつまずきの早期把握・早期支援:多層指導モデルMIM】

海津 亜希子(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)

MIM(Multilayer Instruction Model)は多層指導モデルという意味で,通常の学級において異なる学力層の子どものニーズに対応した指導・支援を提供していくものです。当日はその理論的背景と実践,研究結果について概説します。

WS5【キワニスドール:病気の子ども達の不安を和らげるドール作り】

細田 久雄 (キワニスクラブ)

未来を担う子どもたちのための奉仕活動を行っているキワニスクラブは、その一環として病気の子どもたちの孤独や不安を和らげるドールを寄贈していますが、今回は参加者の方々にこのドール作りを体験していただきます。

18:45~20:30 情報交換会

第2日目 3月8日(日)

7:45~8:45 理事会
理事長 大矢 幸弘 (国立成育医療研究センター)
8:30~ 受付・クローク
8:50~10:20 一般演題 (ポスター発表/口頭発表)
10:30~12:00 特別講演
「発達障害の心を育む治療」
齊藤 万比古(恩賜財団母子愛育会愛育研究所)
12:00~12:30 昼食・休憩
12:30~13:00 総会
13:00~14:00 教育講演
「これからの社会の中でいかに子どもを守るか」
奥山 眞紀子(子どもの虐待防止センター)
14:00~16:30 シンポジウム2「子どもと家族を守る社会」

指定討論者 高橋 惠子 (聖心女子大学)
座長 奥山 眞紀子

シンポジスト
鳫  咲子 (跡見学園女子大学)
山本 貴和子(国立成育医療研究センター)

中村 崇江 (自治医科大学)

増子 孝徳 (弁護士法人のぞみ法律事務所)

副島 賢和 (昭和大学)

16:30 閉会式

次回第22回大会長 伊藤 浩明 (あいち小児保健医療総合センター)

日本子ども健康科学会は、子どもを取り巻く環境に関わる全ての職種が集う研究会です。
小児医療の関係者のみではなく、子どもの保健、心理、福祉、保育、教育、行政、報道の関係者など様々な職種がともに集い、それぞれの分野から多様など活動報告や研究発表を行います。
様々な職種のつながりを通して、より広い視野で子どもの心と体の健康とそのための環境の在り方を考え、現場に活かすことを目指しています。
皆さまのご入会を、こころよりお待ちいたしております。

第21回日本子ども健康科学会学術大会

事務局:聖心女子大学 現代教養学部 心理学科 柴田研究室
〒150-8938 東京都渋谷区広尾4-3-1
mail:confe@jshschild.jp

※お問い合わせはconfe@jshschild.jpまでメールでお願いいたします。
お電話による連絡をご希望の場合、
メールで電話番号をお知らせいただければ折り返しご連絡いたします。

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